皆様こんにちは!
八千代中央ピアノ教室です。
10/28から10/29の2日間にかけて
当教室のピアノ2台の調律を行いました。
調律はYouTuberでもお馴染みのトシさんです。
カメラを向けたらめっちゃいい笑顔でこたえてくれました✨
10/28は小学生以上の生徒さんに向けて放課後解放日とし
10/29はH先生にお越しいただきました😊
H先生とは先日の交流会でお会いしたのですが、チャーミングで明るく、楽しい先輩先生です。
うちに調律に来てくださっているトシさんのファンということで、せっかくならば…とお招き致しました😊
H先生、我が子の相手からお土産までありがとうございました🙇♀️🙇♀️
さて、肝心の調律の方のお話をさせて頂きます。
少し長いですが、ぜひお読みください🙏✨️
アップライトピアノ、グランドピアノ共通で、私好みに広め広めで音程をとっていただきました。
通常、調律ではその音ピッタリに調律して頂きます。
これを平均律といいます。
平均律はピアノが色んな調を弾いてもどれも違和感のない、乱暴な言い方をしてしまえば少し融通の効かない音の取り方です。
ですが、私の好みは
高い音に行けば行くほど高く、
低い音に行けば行くほど低く、
いわゆるホールで聞いた時の響きに近い調整に近い音の取り方が好きです🎹
平均律の中でこの音の取り方をしてもらうと、
普通に調律してもらうより広がりのある
豊かな音の響きを得られるので
うちのピアノはそのようなオーダーをしています🎹
それに加え、いつも弾いているグランドピアノの方は、
抽象的な注文を毎回しています💡
今回は「死の臭いが欲しい」。
突然「死」という強烈なワードでびっくりされた方もいると思います😅
今のグランドピアノ、とても気に入ってるんですが、
弾いているうちに段々と
「明るすぎる」と感じることが増えてきました。
クラシック音楽の成り立ちは宗教、教会音楽からですので、
根底に必ず神への祈りがあります。
私自身は無宗教ですが、
音楽には絶望や死の臭いがないと、
天から降り注ぐような明るい音楽は
絶対に出来ません。
今までのグランドピアノの感じですと、
明るさにどうしても
天井が見えてしまっていたんですよね。
スポットライト的な明るさというか。
欲しかったのはもっと高い、
空から降り注ぐような明るさ。
その為には死の臭いがないと、
絶望がないと、
理想の音には近づけません。
もちろん、明るさの為だけでなく、
暗さも表現したいことの1つで
カッコイイという印象がある曲は
どこかに絶望の音があると
断然深みが出るんですよね。
冷たさがリアルに感じられるんです。
もちろん、トシさんにはここまで細かくお伝えせずとも
「死の臭いが欲しいです」
この一言で全てを察して下さり
音の質を変えてくれました✨️
トシさんいわく
「そういう調律をせずとも、
楽器の方がそっちの方向に行きたがるはず」
との事でしたが
楽器が行きたい方向性と
私が鳴って欲しい方向性が
合致していて良かったです😊✨️
レッスンでは鍵盤幅限界の
高音域・低音域を弾くようなレベルの生徒さんは
まだいらっしゃいませんが、
幅広めに取った中音域の響きも
是非感じて下さいね🎵
きっと和音がうまく弾けると
ピアノが応えてくれるはず🎵
そうそう、うちのピアノは
上手く弾かないと
それなりの音しか出ません😅
これは良い楽器の証拠で
誰が弾いても綺麗に鳴るピアノは
上手い人が弾いてもそれなりにしか鳴りません。
でも、うまく弾かないと鳴らない楽器は
上手に弾けると一瞬ホールで弾いているような
素晴らしい体験をする事が出来ます✨️
是非音の響きにも耳をすまして
レッスンを受けてみてくださいね🎵